我が家は一条工務店のi-smartで建てました。2014年10月末に入居して1年ちょっとが過ぎようとしてます。
太陽光発電の売電収入などのデータも少したまってきたので、ここ1年間の発電量・売電収入、太陽光パネルのローン返済額との関係などを振り返ってみたいと思います。
我が家の太陽光発電の仕様
- 地域:宮城県仙台市(発電量は地域によってかなり差がでると思っています)
- 搭載量 ⇒ 13.20kWh
- 買取制度 ⇒ 全量買取制度
- 発電量単価 ⇒ 34円56銭 / 1kWh
(春先頃には1日40kW程度発電してくれるので、50kW×34.56円=1,382円が1日の収入になります) - 太陽光パネルローン返済額 ⇒ 約440万円(金利1%)
(月々約3.8万円の返済です。10年ローンです)
ざっとのこような感じです。
建築前に提示された太陽光発電のシミュレーション結果(振り返り)
ちょうど間取りをどうしようかと検討していた時期、以下のようなシミュレーションをいただきました。最大で載せられる量のパネルでのシミュレーション値です。
この結果をみて太陽光パネルを載せる?載せない?を検討しました。また、載せる場合はどのくらい載せるかなどを考えていました。
その中でもやっぱり一番気になっていたのは太陽光パネル搭載費用のローン返済に関してでした。営業さんの話では「毎月発電して得られた収入で、毎月のローン返済はできますよ」という感じでした。正直ほんとかよ?と当時思ったのを記憶しています。
「本当にそんなに発電してくれんの?もしシミュレーション通りに行かなかったらプラスで支払わなければいけないんだよね?住宅ローンの支払いもあるのに、太陽光パネルのローン支払い分も追加になったらきついぞ!」と当時の自分はおもっていました。
とまぁ当時はいろいろとお金の心配が尽きず考えすぎて不安にもなりましたね。
最終的にはシミュレーションを出してくれた内容でお願いをしました(載せられるだけ太陽光パネルを搭載しました)。お金の心配は消えませんでしたが、最後はまぁどうにかなるべ(危険…)という感じでしたね。
こちらがシミュレーションの結果です。
正直当時の自分には「へぇ~そうなんだ」程度にしか思えませんでいた。(知識もないので…)
そして下資料が返済についての部分です。
太陽光パネルのローン支払いは総額440万円
13.20kWの太陽光パネルを載せましたが、搭載費用総額は440万円となりました。ローン返済に関しては金利1%で10年間かけて返済していきます。
金利を含めた返済総額は463万円程度となります。これを毎月の売電収入から返済しています。
実際のところどうなの?1年目の売電収入とローン返済の結果
では入居前からわたしも気になっていた、「毎月の売電収入で太陽光パネル搭載費用のローン返済は可能なのか?」という点について見ていきたいと思います。
ここで掲載する結果は宮城県仙台市の我が家の場合についてです。地域により発電量はかなり差が出てくると思いますのであくまで参考程度に見ていただければと思います。
まずはこちらが我が家の1年目の売電収入です。
※2014年10月入居ですが、キリのよい2015年1月から1年間の結果をまとめました。
青線が毎月の収入です(この額が電力会社から振り込まれ手元にきます)。そして赤線が毎月支払わなければいけない金額(ローン返済額)です。
どうでしょう?パッと見、「ん~、トントン?いやでもちょっとマイナスかな?」というかんじでしょうか?
それでは数字を並べてみます。
結果:3.6万円の赤字
結果は、一番下の合計の行を見ていただければわかります。2015年の1年間に発電して得られた収入は約42万円でした。一方太陽光パネルローンの支払いは1年間で¥46万円です。はい売電収入よりローン返済額の方が上回ってしまいました。
10年間で36万円の赤字
この3.6万円赤字をどう受け取るかは各家庭によるかと思いますが。
1年間で3.6万円赤字。ローンの支払いは前述のとおり10年間続きます。つまり3.6万円×10年間=36万円。10年間で36万円の赤字になりますね。期間は10年と長いですが、額は結構なものです。
ただし36万円の赤字分は11年目の1年間で取り戻せる!(はず?)
上の表の収入総額をみていただくとわかりますが、年間の収入は42万円です。10年間でできた36万円の赤字も、ローン返済が完了した11年目の1年間で取り戻すことができます!(単純に考えると)。
ただ、時間が経つとともに太陽光パネルの発電効率が落ちたりするんでしょうね。そううまくはいかないんでしょうけどね。さらに(未知の?)メンテナンス費用とか?(いくらかかるのー!?)
後悔:売電価格って大切だよね…
いまさら言ってもどうしようもないことですが…。間取り検討していた当時営業さんからだされたシミュレーションでは売電価格37.8円となっています(全量買取の当時の売電価格ですね)。
結局我が家がたつころには、全量買い取りの売電価格は34.56円でした。その差は3.24円。試しに計算してみましょう。
我が家の1年間の発電量は12,370kWhです。「3.24円×12,370kWh = 40,078円」もし全量買取の売電価格が37.8円の時に家がたっていれば年間4万円程多く収入を得られました。10年間で40万…。でかいですこの金額。たかが3.24円でもかなりの差になりますね。
前述の赤字分がこれで補填されますね。というかこの4万あればシミュレーション通り、売電収入のみで太陽光パネルのローン返済が可能ということになります。まさにシミュレーション通り!
まとめ
以上が我が家の入居1年目の太陽光発電による売電収入とローン返済についてでした。
1年目は赤字という結果でした。現在は太陽光パネルの価格も下がってきているのでしょうかね?(その分売電価格もさがってきていますが)
ただ、やはり将来を考えると太陽光は設置しておいてよかったかなと思っています。ローン返済が終われば、そのまま家計の収入になるわけですし、マイナス要素はないかなと思っています。
これから太陽光発電システムの設置を考えている方の参考になれば幸いです。
太陽光発電をご検討の方はまずは見積もりを取ってみましょう
太陽光発電システムの設置をご検討中の方はまずは見積もりをとってみてはいかがでしょうか。いずれも無料で見積もりがとれるのでまずは第一歩としても良いかと思います。
現在は太陽光パネルの価格も下がってきてます。業者もさまざまです。複数業者を比較して自分に合ったものを見つけるのが重要です。
設置費用が106万円も安くなったという事例もある、下記の一括見積サイトなどがオススメです。一条工務店の標準の太陽光よりも、別途業者で設置した方が安くなるかもしれませんね。
2年目の太陽光発電結果も記事にしましたので合わせてご覧ください↓
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